動機付け motivation 2004 10 3
私は、原油価格の高騰を非難してきましたが、それを止めました。
なぜかというと、省エネルギーや水素エネルギー社会の建設に、
真剣に取り組んでいないと思えるからです。
口では、省エネルギーや水素エネルギー社会の建設が大切であると言いながら、
現実には、ほとんど進展していないでしょう。
やはり、こういう状況では、動機付けが必要です。
原油価格の高騰は、必要にして十分な「動機付け」となるでしょう。
2004年9月15日号のニューズウィークには、このような記事があります。
「原油高の真犯人は、サウジではなく、SUV車」
「不安定な中東情勢や中国の需要増以上に、
原油価格を押し上げている最大の原因は、アメリカ人の無駄遣いだ。」
「経済が回復したから、石油の消費量も増えたのか。」
「いや、アメリカの道路を走る自動車の燃費効率が、
この20年で大幅に悪化したからだ。」
「その元凶が、SUV(スポーツユーティリティー車)だ。」
「90年には、アメリカ人の保有する車の5%にすぎなかったSUVが、今は55%を占めている。」
「ばかげた法律のせいで、SUVはトラックに分類されるため、
乗用車に適用される省エネ基準を満たさなくていい。」